
Wild Berry
ワイルド ベリー
Picture by Yuka Simeno
Wild Berry
ワイルド ベリー
Picture by Yuka Simeno
She loves dragonflies. With her dragonfly hair-accessory, she is in a good mood. From the series “Small dolls”
この子はトンボが大好き。お気に入りのトンボの髪飾りをして、ご機嫌です。 シリーズ「ちっちゃい人形」より
Picture by Yuka Simeno
Today is my birthday. Many years ago, exactly at noon my voice came out for the first time in Kochi General Hospital. Back then my mother used to work at this hospital. There she did some accounting work. Since it was noon lunch break, many of her colleagues, being nurses, came by to see me and to congratulate her. My mother often told me this story and I find it to be wonderful. Thank you, I am here and have grown so big.
今日は私の誕生日。ずっと前の今日、丁度正午に高知市民病院で私は産声をあげました。その頃母は、この病院で勤めていました。事務か会計の仕事をしていたようです。丁度お昼休みだったこともあり、看護婦さんはじめたくさんの同僚の方々が私を見にきてくださったそうです。母はよくこの話を嬉しそうにしておりました。皆様、ありがとう!私はこんなに大きくなりました。
Picture by Yuka Simeno
小さかった頃、故郷高知の或るデパート前の道端で、ヨーヨーが売られていることがありました。銀色の大きくて浅い水槽の中に浮かぶ色とりどりのヨーヨー… ひとつでも買ってもらえた時は、この上なく嬉しかったです。お街に出る日は特別な感じがして、うきうき気分。片手を父、もう片手を母と繋ぎ、3人で歩いている最中に、ぐっと両手に力を入れます。そして両膝を折り曲げ、足を地面から離して、父と母の間にぶらさがるのが面白くてたまりませんでした。本当に私は小さかったんだなあ、と思い出すと笑ってしまいます。とても幸せな思い出です。 シリーズ「浴衣ガールズ」より
日本 オーストリア 友好150年 記念コンサート
毎年10月、ウィーンの日本大使館で、私の出身の作陽音楽大学で宗教の授業を受け持っておられました岡本英夫先生が、「日本文化と宗教」という題で講演会をなさっています。その際、私も、神道や仏教に関わりがあると思える日本歌曲を数曲演奏させていただいております。 今年は、日本とオーストリア両国が友好関係を築いて150年で、それをお祝いするたくさんの催しが企画されています。私も、オーストリアに人生の半分以上住んでおりますし、この機会に、何らかの形でお祝いをしたいと思いました。ウィーンで、日本の宗教を背景とした文化を紹介させていただいておりますので、日本では、オーストリアで一番大きな宗教であるキリスト教の教会で演奏させていただくことになりました。 ヨーロッパは、キリスト教の、大変長い歴史があります。そのため、人々の考え方や、習慣、祭日、文化、その他などが、キリスト教と深く結びついていると思います。教会の中でコンサートをすることによって、ヨーロッパの雰囲気を、お客様に感じていただけたら、と思います。
No matter whether I am sad or feeling lonely, she takes me to an island which gives me peace and hope. I get a feeling that I can hear the sound of the ocean together with her. From the series “Island Girls”.
悲しい日も、孤独な日も、この子は私を、和と希望に溢れる島に連れて行ってくれます。この子と一緒に、海の音を聞いているような気持ちになります。 シリーズ「アイランド ガールズ」より
https://soundcloud.com/user-55086352/haru-no-tera-yuka-simeno-temple-in-spring
Yuka Simeno – Soprano 示野由佳 ソプラノ Hina Oono – Piano 大野日菜 ピアノ Osamu Shimizu – Composer 清水脩 作曲 Saisei Murou – Lyrics 室生犀星 作詞 Taken from the CD “Japanese Songs” – Journey of the Japanese Heart (2018) CD「日本の心の旅」(2018年発表)より
It is Spring, cherries are blossoming fully. The world is filled with the splendor of life. In the beautiful garden of a Japanese Buddhist temple children are playing quietly. Temple bells are ringing to support and affirm human life.
2019 marks the 150th anniversary of the beginning of diplomatic relations between Austria and Japan. There are many and diverse events to commemorate this anniversary. I came to Austria a long time ago in order to study classical singing. In the meantime I have gotten married and my husband is Austrian. My husband and I would like to contribute to this anniversary as well. June 1st (starting from 17:00) we shall perform a concert featuring works by Austrian and Japanese composers at the historic “Club der Wiener Musikerinnen”. That is a historic organisation, founded by Rosa Lutz, one of Brahms’ students, in 1886. This organisation was featured in my essay series, which was published in Kochi newspaper (see article above) in February 18, 2010.
今年は、オーストリアと日本が友好関係を始めてから150年にあたり、それを記念する催しがたくさん行われています。私は西洋音楽の声楽を学ぶため、ウィーンに留学してずいぶん月日が経ちました。その間、オーストリア人の主人と結婚しました。主人と私も、この記念の年にふさわしい音楽会をしたいと思いました。2019年6月1日17時より、「ウィーン女流音楽家の同好会」にて行います。この同好会については、2010年2月18日に、当時、高知新聞に連載されていた私のエッセイに書いています。上にそれを掲載しましたので、詳しくはそちらをお読みになってくださいませ。
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