The last recording with Maestro Anton Guadagno

This is one of the last recordings of Maestro Anton Guadagno about one month before he passed away (2002). The first part of this aria was recorded 1998 in Poland and the second part was recorded 2002 in the Czech Republic. The second part is extremely difficult; when I finished singing, Maestro was jumping up and down and yelled “brava”. This was an incredible honour for a young singer like myself and I thank him from my heart. I wanted to continue studying with him but unfortunately, there was no more opportunity to do so…

ベッリーニ作曲 オペラ「清教徒」より エルヴィラの情景とアリア

婚約者が、他の女性と駆け落ちしたと思い込んだエルヴィラは、嘆き悲しみ彷徨っている。幸せだった日々を思い出し、彼に来て欲しいと歌う。

大指揮者アントン グアダーニョ先生との録音。前半は1998年ポーランド、後半は2002年チェコで、先生の急逝わずか1ヶ月前の録音です。この曲は演奏が非常に難しいです。私が後半を歌い終えた時、グアダーニョ先生は、指揮台の上で軽く飛び跳ねながら「ブラーヴァ、ブラーヴァ!」と叫ばれました。あの時のことを私は決して忘れないでしょう。非常な光栄で、ありがたい限りです。先生のもとで更に勉強して、次の録音にはもっと上手に歌いたい、と思っていましたが…その機会はもうありませんでした。先生はこの曲の作曲者ベッリーニと同じくシチリアのご出身。先生のこの曲への深い愛情は、経験の浅い若い歌手であった私にも伝わったような気がします。

https://soundcloud.com/user-55086352/qui-la-vocevien-dilettoi-puritaniv-bellini

https://youtu.be/wbwxT2uiLro

“Qui la voce sua soave…~Vien diletto…”(Elvira) ”I Puritani” V.Bellini Yuka Simeno(Soprano) Anton Guadagno(Conductor) Radio Symphony Orchestra Krakow 1998/ Radio Symphony Orchestra Pilsen 2002

Meine Lippen, sie küssen so heiß… (Giuditta)ジュディッタの歌F. Lehár レハール作曲

Meine Lippen, sie küssen so heiß… (Giuditta)F. Lehár  レハール作曲 音楽喜劇「ジュディッタ」より ジュディッタの歌「我が唇、その接吻は熱く…」

イタリア女性ジュディッタは、夫を残し、陸軍大尉と共にアフリカに渡る。陸軍大尉が戦地に赴いたあと、ジュディッタは歌手、ダンサーとして出世し始める。そしてこの曲で、ダンサーとして活躍した母親と同じように、自分も恋に生きる運命だ、と歌う….       ジュディッタはイタリア人なので、ドイツ語の歌詞を、少し巻き舌を多く使って発音してみました。

森さんの粒の揃った、リズム感溢れるピアノに、森川さんの美しいヴァイオリンの彩。光栄な機会をいただけましたことを、大変感謝致しております。懐かしく、録音した時のことを思い出します…
Yuka Simeno – Soprano 示野由佳(ソプラノ)
Mika Mori – Piano 森美加(ピアノ)
Kota Morikawa – Violin  森川耕太(ヴァイオリン)
From CD “Vienna Melodies” published 1999

https://soundcloud.com/user-55086352/meine-lippen-sie-kussen-so-heis-giudittaf-lehar

https://youtu.be/ZjbkhlqPDOs

ウィーン郊外での録音風景

Im Salon zur blau’n Pagode… (Mi)青塔のサロンでは…(ミー)Das Land des Lächelns 「微笑みの国」F. Lehár レハール作曲

1912年頃の北京。ミーはこの歌で「青塔のサロンでは西洋の服を着るのが流行っているけど、私たちは感情豊かだから、キスや愛に興味があるの。他のことはどうだっていいわ…」といった内容を歌います。 ミーは私が愛してやまない役です。

Conductor: Boris Perrenoud
Russian Philharmonic Orchestra Moscow
ボリス ペレヌー指揮
ロシアン フィルハーモニック オーケストラ モスクワ
Soprano: Yuka Simeno Komatsu
ソプラノ 示野(小松)由佳

Recorded 1998 in Moscow  録音 1998年 モスクワ

https://soundcloud.com/user-55086352/im-salon-zur-blaun-pagode-midas-land-des-lachelns-f-lehar

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Quando m’en vo’… ムゼッタのワルツ La Bohème (G. Puccini) 「ラ.ボエーム」より プッチーニ作曲

In memory of Maestro Anton Guadagno.

イタリアの大指揮者アントン グアダーニョ先生との録音

Conductor: Anton Guadagno
Krakow Radio Symphony Orchestra
アントン グアダーニョ指揮
クラカウ ラディオシンフォニーオーケストラ

録音1998年ポーランド、クラカウ

クリスマスの頃のパリ。大金持ちのパトロンと一緒に現れたムゼッタは、レストランの外の席につきます。近くの席に、以前の恋人がいることに気が付きます。まだ、お互いに未練のある相手です。ムゼッタは彼にやきもちを焼かせて気を引こうと、この歌を歌い始めます….

 

Hab ich nur deine Liebe…恋はやさし野辺の花よ “Boccaccio” (F. von Suppé) 「ボッカッチョ」より、スッペ作曲 歌、示野由佳

Soprano: Yuka Simeno  示野由佳
Piano: Mika Mori  森美加
This song is very famous in Japan. My mother always used to sing it in Japanese. I studied this song with Prof. Grossmann at Vienna City Conservatory(now University of the city of Vienna,MUK). He told me with admiration that Japanese know good music. Boccaccio is a Viennese Operetta by Franz von Suppé. But nowadays it is rarely performed.  母が、この歌を日本語でよく口ずさんでいました。ウィーン市立音楽院(現在のPrivatuniversität der Stadt Wien,MUK)でのオペレッタの師、グロースマン先生が、日本人は良い曲を知っている、と感心されていました。「ボッカッチョ」はフランツ フォン スッペ作曲のウィーンの喜歌劇です。しかし、今日、この作品がウィーンで上演されることはあまりありません。

 

Signore ascolta… (Liù) “Turandot” (G. Puccini) 「お聞きください、王子様…」プッチーニ作曲オペラ「トューランドット」より、リューのアリア

カラフは、トゥーラードット姫を手に入れようと、命がけの謎解きに挑戦しようとする。密かにカラフに恋心を寄せる女奴隷のリューは、それを引き止めようと、このアリアを歌う…

Conductor: Elio Boncompagni

Moravian Philharmonic Orchestra Olomouc

エリオ ボンコンパニ指揮

モラヴィアン フィルハーモニック オーケストラ

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Zig, zig, zig… Duet from “Das Land des Lächelns” by Franz Lehárミーとグスタフのデュエット「微笑みの国」より レハール作曲

Piano – Leopold Grossmann, Specialist in Viennese Music. Tenor – Dieter Pasching
ウィーン音楽の専門家、指揮者、作曲家のレオポルト.グロースマン先生との録音。私はウィーン市立音楽院(現在のUniversity of the city of Vienna,MUK ドイツ語ではPrivatuniversität der Stadt Wien,MUK)で、先生からオペレッタやヴィーナーリートを習いました。テノールのディーター パッシングとのデュエットです。
1912年頃の北京。中国人ミーとオーストリア人グスタフはお互いに惹かれ合います。しかし、お別れの時がやってきました…….

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Musical soundbites of Yuka Simeno (Komatsu) 示野由佳(小松由佳)の音楽を聴くには…

There are some of my musical soundbites (classical arias and songs) now on Soundcloud and youtube for your enjoyment… 「サウンド クラウド」と「YouTube」で私の音楽をお聴きになることができます。

https://soundcloud.com/user-55086352

https://www.youtube.com/channel/UCNDgFZP7E33ZLblwsZ_mwwQ

 

Über meinen Namen 示野由佳と小松由佳?

示野由佳は私の芸名で、本名は小松由佳です。2005年ごろまでは本名で活動していました。しかし、イタリア語では「K」が主に外国からきた言葉や名前に使われることから、名前(Yuka Komatsu)に、ふたつも「K」があると、非常に親しみにくいらしいのです。そこで思いついたのが、母が結婚する前の「示野」という苗字です。「示野」のアルファベット表記を「Shimeno」ではなく、「h」なしで「Simeno」とすれば、なお、親しみやすくなるそうなので、「Yuka Simeno」にしました。もともと、ヨーロッパでの活動だけにこの名前を使用するつもりでしたが、日本と外国での名前が違うと、誰なのか分からなくなるので、最近では日本でも「示野由佳」を芸名としています。  尚、「示野」は、比較的少ない苗字のようです。母の晩年(2011年他界)、示野さんとおっしゃる方が日本の我が家に母を訪ねてきて、「示野」は少ない名前なので、団結してがんばりましょうね、というようなことをおっしゃったそうです。そういうこともあるので、芸名を「示野」と決めました。ただ、母の父(私の母方の祖父)は、子供の頃、示野家の養子になったので、示野家と私たちに血のつながりはありません。

Ich habe zwei Namen…

Yuka Simeno ist mein Künstlername als klassische Sängerin. Simeno kommt von Shimeno (示野), was der Mädchenname meiner Mutter ist. Shimeno ist ein eher seltener Name in Japan.

Eigentlich heisse ich Yuka Komatsu (小松由佳) und war früher auch künstlerisch unter diesem Namen tätig. Da ich schon sehr lange in Europa wohne und meine jetzige Lehrerin Italienerin ist, verwende ich hauptsächlich den Namen Simeno, welcher für Europäer nicht so fremd klingt/aussieht.

Aber ich liebe beide Namen…

I have two names…

Yuka Simeno is my artist name as a classical singer. Simeno comes from Shimeno (示野), which is my mother’s maiden name. Shimeno is quite a rare name in Japan.

Actually, my name is Yuka Komatsu (小松由佳) and in the past I was also artistically active under that name. Since I have been living in Europe for a long time and my present voice teacher is Italian, I am mainly using the name Simeno, which does not sound quite so foreign to Europeans.

But I do love both names…